バク転とバク宙の違いやバク宙ができるようになる方法について紹介
2022.05.27
ダンスには複数のジャンルがあり、時代ごとの区分が存在します。
オールドスクールやニュースクールと比べ、あまり聞き慣れないのがミドルスクールです。
ミドルスクールについて、曖昧な印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ミドルスクールダンスの特徴や歴史を紹介します。
ダンスを始めてみたいと考え中の方、ミドルスクールダンスに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
世界的に、ストリートダンスは1990年を境に、オールドスクールとニュースクールの2つに分けられます。この1980年代末から1990年代初頭の過渡期のダンスを「ミドルスクール」と呼びます。
ミドルスクールはオールドスクールと同様、ニュースクールという概念が誕生したことで、認識されるようになりました。また、ミドルスクールという言葉は日本独特の造語で、海外では通用しないため注意しましょう。
ミドルスクールダンスは様々なジャンルが入り交じり、明確な定義が難しいとされています。ダンスのイメージは、はっきりとしたダウンやシャキシャキした動き、ビート・グルーブ・音楽を体現したような雰囲気です。
ミドルスクールに属するダンススタイルの例として、ニュージャックスウィングやビバップ、ホーシングが挙げられます。
以下でそれぞれの特徴を見ていきましょう。
ニュージャックスウィングとは、1980年代から1990年代にかけてアメリカで誕生したダンススタイルです。ニュージャックは「新参者、ストリートの新顔」などを意味する、当時のスラングだったと言われています。
ニュージャックスウィングの音楽は、ヒップホップとR&Bが融合した、切れ味の良いビートと重いベースラインが特徴です。ラップとソウルフルな歌声、ゴスペル的なメロディが掛け合わされ、独特の雰囲気を醸し出します。
ニュージャックスウィングのダンスは、振り付けがシンプルで、ビートの速い曲に合わせるため、躍動感がある足のステップが多いです。
ニュージャックスウィングは、ミドルスクールを代表するダンススタイルの一つです。
ビバップとは、1990年頃にイギリスで誕生したダンススタイルです。
1940年代に誕生したジャズの一形態であるBE BOP(ビバップ)に合わせて踊ることから、その名がつきました。
ビバップはイギリスのダンサーたちが、ジャズ・タップ・レゲエ・ソウル・ファンクなどを織り交ぜて踊っていたことが起源とされ、生みの親はBrothers in Jazz(ブラザーズインジャズ)と呼ばれるダンスグループと言われています。
ビバップは流れる腕のムーブや、スピーディーで激しい足捌き、アップテンポの動き、スピンやジャンプなどのアクロバティックな動きも取り入れた、見応えのあるダンスです。
ホーシングとはダンスのジャンルではなく、ステップの一つです。
ニュージャックスウィングをはじめとする、1990年代に流行したミドルスクールのダンスでよく登場します。
ホーシングは速い音楽の中でも重いリズムを表現するため、重量感があるステップです。
腕を振りながら肩を左右に揺らし、足を大きく開いたり閉じたりします。
ホーシングと一口に言っても、基本の型から発展させたり、リズムの取り方を変えたりすることで、様々なスタイルが生まれます。
オールドスクール・ヒップホップの人気が高まる1970年代以降、音楽の合間にマイクで言葉を挟むMCと呼ばれる人々が登場します。
当時はディスコやソウル・ファンクなどの音楽が主に使われていましたが、1980年代以降にはより複雑で多層的なビートに合わせた、隠喩的な響きの強いラップに取って代わられるようになりました。
この重低音に合わせて大きく重たくステップを踏んだり、ねじるように体を動かしたりするスタイルが、ミドルスクールと呼ばれるようになります。
1980年代にはM.C.ハマーやボビー・ブラウン(Bobby Brown)が世界的な人気を博します。
日本でもZOOやLL Brothersが音楽旋風を巻き起こし、世間にミドルスクールを浸透させるきっかけとなりました。
いかがでしたでしょうか。
今回はミドルスクールダンスの特徴や代表的なジャンル、歴史などを紹介しました。
ミドルスクールダンスは定義が難しく、他のスタイルに比べて印象が薄くなりがちです。
しかし、独特の音楽や文化に合わせた、個性あふれるダンススタイルが豊富にあります。
ジャンル選びの際は、ぜひ一度ダンス動画をチェックしてみてください。
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