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コラム

熱い魂と思いが溢れる!クランプダンスの基本動作や歴史をチェック

2022.02.22

ダンスは長い歴史の中で新たな技やバイブスを取り入れながら、異なるジャンルへと派生していきます。

 

幅広い世代や音楽と相性の良いヒップホップダンスから生まれたジャンルの一つが、「クランプ」です。

他のジャンルに比べ、このダンスに馴染みのない方も多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、クランプの特徴や歴史を振り返りながら、その魅力に迫ります。
「ダンスのジャンルについて詳しく知りたい」「クランプを踊れるようになりたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
 

 

クランプの特徴を知ろう

クランプとは、ヒップホップダンスから派生したジャンルの一つです。
アメリカ・ロサンゼルスの危険区域と呼ばれる場所で誕生しました。

 

クランプ(KRUMP)という名称は、Kingdom(神の国)・Radically(素晴らしい)・Uplifting(精神的高揚)・Mighty(偉大)・Praise(神への賞賛)という5つの言葉の頭文字をとっています。
怒りや対抗など力強い意思をダンスで表現し、自分を解放しながら精神を高めていくというメッセージが込められています。

 

このダンスは、相手を威嚇したり、胸や腰を振ったりと男らしくアグレッシブな印象が強いです。
グループでのパフォーマンスよりも、ダンスバトルやセッションで頻繁に見られます。

 

クランプの基本的な技

クランプには、足・胸・腕を使った基本的な動作が3つあります。
それぞれの技の特徴を見ていきましょう。

 

ストンプ

ストンプとは、足で地面を踏み鳴らす動作です。

 

元々はジャズダンスにおけるリズムの取り方の一つであり、現代では足を踏み鳴らすだけでなく、手を叩いたり声を出したり楽器を奏でたりと、表現の幅が広がっています。
クランプで取り入れられるストンプは、地面に置いてある空き缶を真上から踏み潰すようなイメージです。

 

ストンプは足の上げ方や体の角度・リズムのスピードなどを変えることで、パワフルな雰囲気から抜け感のある落ち着いた雰囲気まで醸し出せます。
ハウスダンスやソウル・ミュージカルでも取り入れられる、応用の効く基本動作です。

 

チェストホップ

チェストホップとはその名の通り、胸を弾く動きのことです。

 

脱力した状態から一瞬のうちに体の全パワーを胸に集中させるようなイメージです。
肩を後ろに引くのではなく、胸を斜め上に向けて突き出すことがポイントです。

 

チェストポップは、ヒップホップダンスの基礎であり応用も効きます。
段階をつけて徐々に胸を前に出したり、連続で素早く繰り返したりなど、アクセントやアレンジを加えることで、さまざまな印象を作り出せます。

 

アームスイング

アームスイングとは、腕を振り下ろす動きのことです。

 

力強く上半身全体、時には下半身も使って動くため、相当な体力を使います。
決まった型があるわけではなく、クランプならではのパワフルな意思を届けるように、腕を上下・左右に素早く振ります。

 

クランプダンスと同じように身体に力をぐっと入れて踊るポップダンスというジャンルがあります。こちらで紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

クランプの用語

クランプ界で耳にする「BUCK(バック)」という言葉は、現地ではスラングとしても使われる一方、「ヤバい」「すごい」「最高」などの意味を含みます。
また、クランプのダンサーは「クランパー」と呼ばれ、チームを組めば「Fam(ファム)」と称し、深い絆で結ばれた家族のような存在となります。

 

クランプで使われる曲

クランプで使われる音楽は、重たいオンビートのベース音とパーカッションが特徴的で、かなり遅めのテンポが多いです。

 

ヒップホップで使われるようなブラックミュージックと相性が合います。
映画「RISE」で登場する「Break It On Down」は、定番曲と言えるでしょう。

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クランプの歴史を振り返る

クランプは比較的最近生まれたダンスでありながら、先駆者の熱い思いや魂が込められて、現在まで進化してきました。
これまでの歴史を振り返りましょう。

 

ロサンゼルスでの誕生

1992年頃のアメリカ・ロサンゼルスのサウスセントラルは、ドラッグや暴力・犯罪が横行し、情勢が不安定でした。

 

クランプは、元ドラッグディーラーであったトミー・ザ・クラウン(TOMMY THE CLOWN)が、悪い環境から子供たちを守ろうと動いたことがきっかけで誕生しました。
出所後に過酷な生活を送る子供たちに希望を与えるため、彼はピエロの格好をして、ヒップホップが土台のクラウンダンス(CLOWN DANCE)を披露しました。

 

子供たちは彼のダンスを真似て、やり場の無い葛藤や不安・怒りを表現する手段として踊り始めたのです。
トミー・ザ・クラウンの弟子であるタイト・アイズ(Tight Eyez)を中心に、若いダンサーたちがこのジャンルのダンスを確立していきました。

 

映画による広まり

2005年に公開された映画「RISE」はクランプダンスを題材とした内容で、一躍注目を集めブームを引き起こしました。

 

劇中では、銃の代わりにクランプダンスを武器として戦う若者たちの姿と、サウスセントラルの社会問題を描いています。
2006年には日本でも公開され、このブームに火がつくきっかけとなりました。

 

現在のクランプ

現在のクランプは、ブレーキングやロック・アニメーションなどの要素を交えながら、日々新たなスタイルを生み出しています。
日本を含め世界中でダンサーが増え、ダンスバトルやセッションも各地で開催されています。

 

ちなみに、ここまで紹介したクランプダンス以外にもダンスには多くの種類があります。それぞれの特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:ダンスの種類やそれぞれの特徴について解説
 

 

クランプで熱い思いをダンスにぶつけよう

いかがでしたでしょうか。

 

今回はクランプダンスの特徴や歴史を紹介しました。
クランプダンスはヒップホップから派生し、胸に秘めた熱い思いを全身でパワフルに表現するジャンルです。
ダンスを始めたいと考えている方は、ぜひこのジャンルにも注目してみてください。

 

無料レッスンや校舎など、詳しくはこちらをご覧ください。
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