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コラム

子供の習い事の費用はいくらが平均?安く抑えるコツは?

2023.06.29

    目次

  1. 子どもの習い事の平均費用は?
  2. 【年収・世帯別】子どもの習い事費用の目安
  3. 人気の習い事と月謝
  4. 習い事を選ぶ方法
  5. 習い事の費用を抑えるコツ
  6. 習い事は収支と相談し計画的に

 

 
「子どもに何か習い事をさせたい」

「習い事の費用はいくらが平均なのだろうか」

このようにお悩みのお母さまもおられるでしょう。

習い事にかかる費用は年齢とともに高くなる傾向ですが、一体いくらくらいかかるのでしょうか。

本記事では、習い事にかかる費用を年平均、月額平均、年収・世帯別の平均などから解説しました。

人気の習い事にかかる費用も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

子どもの習い事の平均費用は?

文部科学省の令和3年度子供の学習費調査の結果を見てみましょう。

以下の表は、公立と私立の幼稚園から高等学校までの、子ども一人あたりの学校外活動費(年間平均)を表しています。

学校外活動費とは、子どもの学習にかかる費用(学習費総額)のうち、学校以外で勉強したり学んだりすること、すなわち習い事の費用のことです。

幼稚園 小学校 中学校 高等学校
公立 私立 公立 私立 公立 私立 公立 私立
90,555 144,157 247,582 660,797 368,780 367,776 203,710 304,082

(注)単位は円

上記は子ども一人あたりの年間平均費用であるため、人数が増えればその分費用が高くなります。

ひと月当たりの習い事の平均額は?

ひと月当たりの習い事の平均額は、上記費用を12で割った金額になります。

すなわち以下の表のとおりです。

幼稚園 小学校 中学校 高等学校
公立 私立 公立 私立 公立 私立 公立 私立
7,546 12,013 20,631 55,066 30,731 30,648 16,975 25,340

(注)単位は円

【年収・世帯別】子どもの習い事費用の目安

年収や世帯によって、習い事の費用は変わるのでしょうか。

年収・世帯別による子どもの習い事費用の目安を見ていきましょう。

学校外活動費は「補助学習費」と「その他の学校外活動費」に分けられます。

  • 補助学習費:家庭学習用の物品・図書費、家庭教師費等、学習塾費など
  • その他の学校外活動費:体験・地域活動、芸術・文化活動、スポーツ・レクリエーション活動など

以下で公立と私立の幼稚園から高等学校までの、子ども一人あたりの「補助学習費」と「その他の学校外活動費」を世帯の年収別、年間平均費用としてまとめました。

まずは補助学習費を見ていきましょう。

年収 幼稚園 小学校 中学校 高等学校
公立 私立 公立 私立 公立 私立 公立 私立
400未満 2.5 2.6 5.9 24.0 21.5 25.6 9.9 14.7
400~599 2.2 3.1 6.4 31.1 25.3 23.4 12.4 15.0
600~799 2.7 3.6 9.2 26.2 28.3 20.5 15.6 16.3
800~999 3.3 4.9 16.1 31.9 27.3 19.8 21.1 22.6
1,000~1,199 6.3 6.1 18.5 36.1 39.8 26.4 24.6 29.7
1,200以上 13.9 10.7 28.6 44.2 50.2 31.5 36.1 49.4

 

(注)単位は万円

補助学習費では全体的な傾向として、年収が高い世帯ほど習い事の費用は高くなる傾向にあります。

私立中学校のみ、年収の高さに比例して高くなる傾向はやや弱い結果となりました。

続いて、その他の学校外活動費です。

年収 幼稚園 小学校 中学校 高等学校
公立 私立 公立 私立 公立 私立 公立 私立
400未満 4.2 6.7 7.9 23.4 4.9 8.8 2.3 4.3
400~599 4.5 7.1 9.4 18.1 5.0 6.4 3.1 3.6
600~799 6.1 8.8 12.0 22.2 6.4 7.0 3.0 3.9
800~999 8.7 12.3 15.6 26.2 6.0 10.2 3.8 5.5
1,000~1,199 9.9 17.7 16.8 27.9 8.0 10.2 4.2 10.4
1,200以上 22.6 22.4 20.1 32.0 11.9 13.2 4.1 8.0

(注)単位は万円

その他の学校外活動費では、やはり年収が高い世帯ほど費用も高くなりました。

特に幼稚園・小学校・中学校で顕著にその傾向が見られています。

人気の習い事と月謝

人気の習い事にかかる月謝はいくらくらいなのでしょうか。

以下を参考にしてください。

運動(水泳、ダンス、サッカー、体操、空手)

運動は、体力が向上したり規律が身に付いたりするなど、心身の成長にたいへん役立つ習い事です。

苦難に負けない忍耐強さをつけたい場合もおすすめです。

種類  月謝  頻度  その他 
水泳  6,000~8,000円  週1回  入会費 

水着やゴーグルなどの購入 

ダンス  5,000~8,000円  週1回  入会費 

発表会への参加費 

サッカー  6,000~9,000円  週1回  入会費 

合宿費 

遠征の交通費 

体操  6,000~9,000円  週1回  体操着やシューズの費用 

保険の加入費 

空手  3,000~10,000円  週1回  空手着や防具の費用 

検定や大会参加費 

合宿費 

 

英語・英会話、プログラミング

英語やプログラミングは、近年小学校での必須科目になりました。

英語力を身に付けると、グローバルに活躍できる可能性が高くなるでしょう。

また、プログラミングは論理的思考力を身に付けられます。

論理的思考力はコミュニケーションにも役立つと考えられ、相手にわかりやすく伝える言葉選びができるようになり、ビジネスシーンでも役に立つことが多いスキルといえます。

種類  月謝  頻度  その他 
英語・英会話  7,000~10,000円  週1回  入会費 

施設費 

教材費 

プログラミング  7,000~14,000円  月2~4回  教材費 

自宅用のPCやタブレットの費用 

 

芸術(ピアノ、絵画、バレエ、書道)

芸術は子どもの想像力や表現力を豊かにしたり、感受性を養ったりできるといわれています。

また、手先を細かく動かすことは脳の発達にも良いといわれており、さまざまなメリットがあるでしょう。

種類  月謝  頻度  その他 
ピアノ  5,000円~  週1回  教材費 

発表会への参加費用 

自宅用練習用のピアノの費用 

絵画  6,000~18,000円  週1~3回  材料費 

展示会への出展料 

バレエ  8,000~12,000円  週1回  発表会への参加費用練習用の衣装の費用 
書道  4,000~6,000円  月2~4回  書道道具一式の費用 

昇級試験の検定費用 

 

学習塾

学習塾は学力の補填や、高校・大学受験の対策などを目的に利用される習い事です。

早期から小・中学受験を検討している家庭では、子どもが小さいうちから習うこともあります。

費用を見ていくと、月謝でおよそ1,800~30,000円、通塾頻度は週1~2回程度です。

その他かかる費用には塾への入会金、教材費、模擬テスト受講費、交通費などもあります。

習い事を選ぶ方法

子どもに習い事をさせたいと思うのが親心ですが、まずは選ぶ方法を知っておくことが大切です。

以下で長続きするためのコツをお伝えします。

①子どもの興味関心のあるものを探す

親が好きなことや、かつて夢中になっていたことを子どもにもやらせたいという気持ちもわかります。

しかし、大切なのは子どもが興味関心をもって意欲的に取り組めるかどうかです。

水泳がやりたいといっている子どもに、ピアノをやらせようとしても興味関心はあまりもてないかもしれません。

好きでもないことを無理矢理やらせても長続きはむずかしいため、まずは何をやりたいか、どんなことに興味関心をもっているのかを親子で話し合ってみましょう。

②月謝を確認する

どんな習い事にするかがある程度決まったら、月謝が月々の予算の範囲内に収まるかどうか確認しましょう。

毎月かかる固定費に月謝が加わっても、負担のない金額であるかどうかがポイントです。

通う頻度によっても総額が異なるため、しっかりと確認しておきましょう。

また、同じ習い事でも教室によって金額設定はさまざまです。

知り合いから聞いたりインターネットで口コミを見たりして、支払う月謝が受けたい指導に値するかどうか検討しましょう。

③月謝以外にかかる費用を確認する

習い事にかかる費用は、月謝だけではありません。

たとえば水泳であれば、水着、キャップ、ゴーグル、タオルなどの物品にも費用がかかります。消耗品のため、買い替えが必要にもなり定期的な出費が考えられます。

別途、スイミングスクールまでの移動にかかる交通費なども考慮しなければなりません。

ピアノ教室では、ご家庭で練習するお子さんも少なくないため、自宅用にピアノを購入することもしばしばあるでしょう。ピアノの購入は数十万円もの出費になるため、初期費用が高額であることを承知しておきましょう。

こういった月謝以外の費用は、定期的にかかるものと開始時にかかるものがあるため、事前に調べておくことが大切です。

④体験レッスンに参加する

習い事の多くは、入会前の体験レッスンをもうけています。

お子さんが興味を示しても、実際に体験してみると思っていたものとのギャップを感じることもあるでしょう。

まずは体験してみて率直な感想を聞いてみるのがおすすめです。

体験レッスンは各種キャンペーンによる無料体験や割り引き価格での参加が可能なため、積極的に利用してみましょう。

入会金が高額な習い事は特に、様子見で体験してみることをおすすめします。

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習い事の費用を抑えるコツ

習い事の費用は、少しのコツで抑えられます。

予算を明確にすることと、オンライン学習を利用することが大きなコツです。

以下で詳しく見ていきましょう。

予算を算出する

予算は余裕資金を明確にし、生活に無理のない金額を算出しましょう。

子どもの将来のためにと思って始めた習い事なのに、その子の進学や親の老後資金にまで影響する可能性すらあります。家計を圧迫してしまっては元も子もありません。

具体的に子どもの習い事の予算は、世帯の手取り月収から以下の費用を差し引いた残りから算出します。

  • 固定費(住宅費、水道光熱費、通信費、保険料、学費、食費、日用品費)
  • 貯蓄額
  • 趣味・娯楽費

では、世帯の手取り収入を50万円としたときのシミュレーションを見てみましょう。

固定費を30万円、貯蓄額15万円とすると、残りの5万円を趣味・娯楽費と習い事の費用に充てると無理のない予算になります。

習い事の費用を高く設定したいのならば、趣味・娯楽費を削減して充てるという考え方です。

注意点として、固定費もある程度は削減できるものの、徹底しすぎるとストレスを感じることがあります。特に食費や日用品費を大きく削減すると、生活水準を落とさざるを得なくなってしまいます。

そのため、固定費を削減する場合はQOL(生活の質)を下げない程度にしましょう。

オンライン学習を検討する

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、各種オンラインでの学習が普及してきました。

オンライン学習のメリットは、スクールや施設まで行く手間が省けるだけでなく、交通費も節約できます。

家庭教師のように、自宅に来て学習する習い事でも指導者の交通費がかからないため、リーズナブルに学習可能です。

一方デメリットとして、手取り足取り教えてもらうことには向いていません。手軽に受けられる反面、オフライン指導と比較すると内容に限界があることにも留意しましょう。
 

 

習い事は収支と相談し計画的に

いかがでしたでしょうか。

習い事の費用は、年齢とともに高くなる傾向です。

子どもの成長に応じて数を増やしていきたい場合は、しっかりと収支計画を立てる必要があります。

費用を抑えるためには、生活水準を落とさない程度に固定費を抑えたり、趣味・娯楽費を抑えたりといった工夫が必要です。

必要に応じてオンライン学習なども検討するとよいでしょう。

これから習い事を検討している方は、体験レッスンでお子さまの反応を見ることが大切です。
ダンスの体験レッスンをご希望の方は、ぜひリディアダンスアカデミーをご利用ください。

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